Voice: - 英会話講師の視点 >> 松山 えり先生

企業のグローバル化が進行し、英語の必要性は高まる中、英会話学習に関する 新しい情報が 日々 メディアを介して 紹介されるています。　ただ、その中には、　学習者の潜在的な 願望である インサイトを 刺激して 注目を集めることを目的とし、学術的解釈からかけ離れた 内容の キャッチコピーを目にする 機会も増えました。『熱心な学習者の方は、受動的に 流れてくる 情報を受け入れるのでなく、クリティカル・シンキング（批判的思考）を持って、取捨選択する メディア・リタラシーを高める必要がある。』と 松山先生は感じています。

『英会話学習に関して、一つ言えるのは オールインワン（all-in-one) の メソッドや 教材は存在しないということです。』

『むしろ 一つの課題に対し、２つの学習法を 並列で 日課に取り入れる ハイブリッド・ラーニングの概念を受け入れ 具体的に実行する。』

『ある学習領域の習得度が高まると 他の技能領域と合わさり 単体で得られる以上の相乗効果を上げることが 期待できます。』

例えば、英字新聞の記事を翻訳することで、英文読解力の向上と、文内の単語を暗記する 受動的語彙学習の機会にも恵まれます。

また これと並行して 日本語の新聞記事を 英語に訳してみる学習を同時に行うことは 英語操作能力の改善につながりますし、未知の単語だけでなく、既知の単語を 別の日本語と 紐づけし、その使用範囲を広げるなど、偶発的語彙習得により 自身の語彙の盲点を改善することにもつながります。』

知識が階層化し、下層部へ進むほど 情報が抽象化する 英会話学習では、パートナーとなる 担当講師が必要です。　"絶え間ない修正" が 60分連続する 英会話 個人レッスン。　質問や、すり合わせ、動機付けなど フィードバック要素が２者の間で ループする 進行は、英語操作能力のコアパートから 刷新を始めます。

Voice: - 音の規則を体得する キッズ英会話 >> - 三浦 昭子様（お母さま）（東京都 豊島区） -

英語の 中学校・高校での教員免許を持ち 英語学習を継続する 三浦さん。

早期英語教育に対し強い関心を示していましたが、長男を 子供向け 英語教室に通わせるかについては 悩んでいました。　『小学校での英語授業が必修化され、未就学児のうちから 英語を習い始める 児童も増えているようです。　ただ、第二言語としての英語 (ESL) の場合、学習開始年令が低ければ、低いほど、より高い学習成果が獲得できるとは 限らない。　むしろ 子供たちに提供されている 学習内容の 有意味性の方が 大切であると感じています。 "子供たちは 楽しそうに英語を用いて アクティビティに従事しているのだから、何らかの学習成果が期待できるでしょう。" と考える 英会話スクールも多いようです。』

『自宅から徒歩圏内にある 英語教室を見学してみると 外国人講師の方が 児童たちに 英語の本を 読み聞かせていました。　"本物のネイティブ先生の 英語を　遊んでいる時に　流しすだけで、自然とアメリカ人と同じ発音を耳で覚えることができます。" と伺いました。　 そして、担当のスタッフの方からは "自然で正しいネイティブからの 読み聞かせを経験し、英語のシャワーをたっぷり 浴びた子供たちは 自然に英語を話し始めます。" という説明を受けました。　恐らく、カナダなど 複数の公用語を掲げる国で 施行されている、イマージョン教育 （immersion = 浸す、没入）の成果を拡大解釈しているのでしょう。　ただ、日本語と英語では、１つの言語と もう１つ別の言語が、どれだけ異なるか を測る指標となる 言語間距離が大きい。　この場合、学習者が 第一言語の知識を 直感的に用い、発音の規則や、語並びの法則を、自分で発見しながら 語学力を獲得する、母語援用の効果が期待できない。 そのため、ネイティブ先生からの 言語転移を期待するよりも、日本語を母語とすことによって生じる 言語干渉を低減する、確実な実技法が必要だと考え、聴覚・口唇のエンコーディングの 演習を主体として 家庭教師 英会話を選択することにしました。』

『先生の授業を見学していると、初めは 息子に 指導権を与え 意識を拡散させてから、集中力が高まったところで、発話演習が始まります。 そして先生は、英語の音声と韻律を 対等に捉えていて、２つの視点から交互に 音声をチェックし、調音法を整えていきます。　このように学習の初期段階から、英語の韻律（リズム）を 精密に調整する 指導法は、英語の綴りと音の関係性を紐づける学習方法である フォニックスよりも、高い演習効果が得られるものと考えます。』

『演習の最初のステップでは、強勢のある 単母音の音素習得に 力が注がれます。　日本語の母音は「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」の５つですが、英語には12個の母音が存在。　英語母音への日本語母音の代用を回避することが 初期の目標です。　そして 発話練習では、音の聞きやすさ（ソノリティ）の高い順番で母音を配列。　主音と 副音が滑らかにつながる 二重母音の音から始まり、唇の形や 下あごの落とし方など 複数のポイントから 発話を微調整していきます。　この順序で 英語の発話を練習していくと、子供に 誤調が起きにくいため、長男も 自己効率感を持って、演習に取り組めるようです。　また、カタカナの長音記号の文字と、英語の二重母音の発音を比較し、違いを 子供にも分かりやすく説明する 指導法は、日本人ならではのアプローチであると言えるでしょう。』

『英語の発話法習得も 音の最小単位である音素まで還元し、適切に配列すると 系統学習として成立するものだと 私も実感しました。』

Voice: - 留学の夢があるから 英検も頑張れる>> - 村山 里奈 様 （中学１年生）　（東京都 文京区） -

『ペンギン・リーダーズの名作集を 購入して 洋書ペーパーバックを用いた 英語学習を始めました。 このシリーズは 古典的文学から 映画の原作まで 幅広い内容から 本を選べること。　また 英語学習者が段階的に自分のレベルに応じて読めるように語彙制限をしているので 学習教材として最適です。 英語小説の 学習上のメリットは、読み方に工夫を凝らすと、色々な学習法が 編み出せる点にあると思います。 まずは 精読を心がけ、じっくりと読み込むこみ、語法や 文の構造を正確に解読することで、長文読解力の向上が期待できます。　そして ２回目に読むときは、段落ごとに要旨をつかんで、先の展開を予想しながら読むパラグラフ・リーディングを取り入れます。　そして、段落ごとや 一文ごとなどの 単語に注目することで、共起関係にある単語の法則が見えてくる。　これにより 一つの単語を、一緒に使われやすい類義語や 反意語と 一緒に覚えると 文脈の予測力が上がります。 語彙の習得も、単に 綴りと 和訳を組み合わせる だけでなく、センテンス内での 意味的役割を意識して 暗記すると、英作文で 活きた単語として 使用できるようになると 思います。』と言う 里奈さんは 中学校の英語と、北米の英語の間に 境界線を敷かず、３年後に参加を予定している カナダでの 夏季 語学研修の際 応用できると思う英語情報を 全て知識として 知識として吸収する 好奇心旺盛な女の子です。

英会話 個人レッスンの日には、英語チャットで 書き込む 文章の校正や、辞書には載っていない ティーン・スラングの意味など 質問をたくさん用意して 先生を 出迎えます。 『中学校の英語授業では、指定された 単語や 構文を用いる 条件英作文が中心ですが、チャットの書き込みでは 主観的に自分の思ったことや、感想を述べるための文章を自由に作れるので、より高度な 文章構成力が求められます。　また、読み手の心情や、立場にまで 配慮するので、実践的で 分かり合うための コミュニケーション力を 培うことが できる、絶好の機会であると思っています。』 と里奈さんは言います。

これに対し 担当の先生は、『中学生の場合、英語学習のモチベーションは、学業で良い成績を収めたいという 道具的動機づけ によるものが多いのですが、里奈さんの場合 世界中の人たちと 意見交換するためのツールと捉える 統合的志向を強く感じます。　英語学習に於いても、単に テスト出題範囲内の 単語や文法を覚えるという感覚は薄い。　むしろ 英語母語話者の生活様式や 思考回路など、背景的な要因にまで 関心を伸長しているように思えます。　また 身の回りの 英語媒体を学習道具とみなし、学習方法を見出し、工夫を凝らしながら 課題を設定し、到達へと進む。　デザイン思考を探究学習に活かして、コミュニケーション英語の分野で 成果を出す方法を模索しているようです。　その独自性の高い 学習法から得た 知識や 技量は、自由英作文や 日常英会話など アウトプットの領域で 応用され、豊かな表現力として 活躍しています。』 と感想を述べます。

『英語の小説を読みながら 英和辞典で単語の意味を引くと　代表的な意味だけ読んで分かった気になりがちです。』

英英辞典を 読みこなすことで 単語の根源的な意味が把握できることもある。　早く 和英辞典を卒業して、先生のように英英辞典を使いこなしたいです。』という里奈さん - 学校での英語の成績も もちろん優秀です。

*　英英辞典（English-English Dictionary）： 英語の単語を英語で定義し、説明・解釈する 辞典 を指します。　英語圏の辞書の他、日本人学習者を対象として編集されている英英辞典であれば、中学生・高校生も 学習に取り入れやすいと思います。

Q. 長男が 府中にある プリスクール（キンダーガーテン）に通っていますが、英語の発話が苦手です。 英会話中心の個人レッスンは可能でしょうか？　受講場所は 府中町２丁目の自宅で、駅から徒歩６分、府中警察署の先にあります。

A. はい。　幼児向け英会話メニューに ロールプレイや ショー・アンド・テル の要素を取り入れ、自発的な発話機会を増やすことが可能です。