講師の視点トップ



関連する情報

🔗 日本人講師


🔗 講師派遣エリア


🔗 メソッドとデザイン


英会話講師の視点タイトル文字画像


英会話先生プロフィール


松山 えり先生 33才


上達を支える マンツーマン英会話の 戦術・戦略


『実技を通して習得するのが英会話は 流動性知能。 英文法の知識を積み重ね、英単語の暗記作業から 語彙を獲得していく 英語学習は 結晶性知能。 長期記憶や意味記憶(結晶性知能)を、どのように 流動性知能に昇華させるのか? ここに 英会話上達のヒントがあるように 思えます。 そして 抽象的であったヒントや 直感的なひらめき を、アウトプット・トレーニングという 具体的なメソッドに 落とし込むことで、演習効果が高まる。 この上達の過程を踏むためには、マンツーマン英会話 が もっとも 理に適った手法を導入しやすい 指導方法であると 思います。』

Hint

流動性知能: 英会話学習に於いての流動性知能の運用は、新しい情報を獲得(聴覚受容)し、それをスピーディーに処理・加工・操作(概念化~形成~英語での返答)する知能を指します。 初めて話す相手と 初めて英語で話し合うトピックに対応するためには、流動性知能(今まで経験したことのない事に対処する能力)をフル活用する必要があります。

結晶性知能: 経験や学習などから獲得していく知能を指します。 学校の英語試験対策や、TOEIC で高得点を取る際に 活躍する知能です。

流動性知能と 結晶性知能の違いを定義化すると、中学校や高校で習得した 英語の知識を 英会話 実践の場で、運用トレーニング無しで使うことは 難しいことが理解できると思います。


『昨今 "日本の英語教育の根本的な誤りは..." と題した教育関連の討論が 盛んに行われています。 ただ もっと正確に 言えば "学校で獲得した 英語知識だけでは 不十分である。 英語スピーキングには 潜在意識を用いた 言語操作能力を磨くトレーニング(自動運転モード)が必要であるが、中学・高校の6年間という 短い期間で 顕著な学習成果を スピーキングの分野で 出すことは 不可能かもしれない。" と言い換えられると思います。』

『英文法の演習ドリルの スコアが上がっても、英語が話せるようにはならない - 直感的な言語操作力を養うためには 学校の英語授業とは 異なる学習アプローチが不可欠です。 英語音声で質問を聞き取り、英語で返答する 一連の情報処理のスピードと 正確、運動性言語野( ブローカ野) の働きを意識した 演習を繰り返し行うことにより、パターン認識能力を高めることが必須の課題ですし、流暢性を重視したプログラムが望まれます。』という松山えり先生。 英会話 上達のヒントについて伺ってみました。


ブローカ野: 左前頭葉に位置するブローカ野は、統語・文法処理に関わる "言葉を話す" ための役割を果たします。 一方 ウェルニッケ野は "言葉を聞く" ために必要な脳部位といわれています。


マンツーマン英会話では "話す" に比重を置く


『英会話 マンツーマンレッスンでは インプット・プロセスと アウトプット・プロセスを 分けて考えます。 音は具象で、思考は抽象なため、分けて考えた方が、より 深い内容を話し合うことができますし、リスニング(ブローカ野)と、スピーキング(ウェルニッケ野)では 用いる脳の部位が異なるため、2つについて同時に話すと 話しが複雑になってしまうことも理由の一つです。』
マンツーマンレッスンでは アウトプット(スピーキング)を中軸に 授業は展開します。 具体的には 生徒さまに クローズエンドの質問を出し (Yes, No で答える質問)、文脈の共有を確認した後、オープンエンドの質問(How や Why で質問し、自由に英語で返答してもらう)を出し、返答で受け取った オーラルの英語を 精査していきます。 チェックのポイントは 英文法、発音、意味の正確性、ニュアンス、文脈の流れ ですが、それらを訂正・調整し、伝わりにくい箇所を指摘したり、もっと英語らしい表現法を提示し、アウトプットに 組み込んでいく。 そうすることで、アウトプット全体の 複雑性 (Complexity)、正確性 (Accuracy)、流暢性 (Fluency) が改善され、日本語 - 英語の直訳型の表現から、シンプルでも漏れの無い、長くても ダブりのない、英語らしい表現に 近づいていくのです。』
『一部のオンライン英会話業者は "とにかく 英語で たくさん話すこと" をモットーとしているようですが、それでは スポーツで言う 粗形態に陥って 悪い癖が定着してしまい、洗練された技巧が身に付かなくなってしまいます。 確かに 発話の量も必要ですが、質の低いアウトプットを繰り返しても、上達できないという点は スポーツと同じです。』 


Hint アウトプット・プロセス: 自分の意見をまとめ(概念化)、前頭前野でセンテンスを組み立て(形成)、ブローカ野 を通じて言葉を発話します。 アウトプット・プラクティスでは 概念化と 言語化の橋渡し部分に着目し、脳の部位を結ぶ言語処理回路をデザインし、潜在意識を用いて発話する 認知文法を活性化させ、自然に "英語発話の波に乗れる" ようにすることが、マンツーマン英会話レッスンの目的(アウトプット・プラクティス)と 言えます。


リスニング学習に 認知言語学の知見を取り入れる


MyPace English のマンツーマン英会話レッスンでは リスニング演習と 発音矯正を 同時に行う機会が 多くあります。 "自分が正しく 発音できる音は、聞き取ることができる = 正しい 音素や音節が 音韻貯蔵庫に 記憶されている" と考えます。 これは "言語学上のモータースキルの仮説" に基づく 解釈で、実際 リスニング力の高い学習者は 比例するように 発音も正確です。』
『最近 聞こえてくる英語と全く同じ発音・スピードで繰り返す "シャドーイング" という 通訳トレーニング法の メソッドを取り入れた リスニング学習が話題になっています。 リスニングの学習習慣を作ることは とてもよいことですが、自分の英語発音を 音素、音節から見直し、英語特有の強勢拍リズムを 身に付けないと、聞こえない音の部分は 何回聞いても分からない状態が続いてしまいます。 弁別閾を超えた 音色の相違を識別するためには、やはり 発音矯正のワークが必要になると思います。』


Hint

インプット・プロセス: 聴覚で受容した 英語音声は、脳の ウェルニッケ野 で意味づけ(認知的対処)され、一時的に記憶されます。 ウエルニッケ野で照合できない 英語の音は言語として認識されず、雑音として 処理されてしまいます。 相手の質問(リスニング)がうまく聞き取れないため、英語で返答できない (文字で見れば質問内容を理解し、英語である程度返答できる)方は、まず 課題を明確化することから マンツーマンレッスンは始まります。

リスニングの課題と 対処法の一例

- 英語の音声速度が速すぎて 頭に聞いた単語が残らない ⇒ 情報処理速度を上げるため、並行して リーディング速度を上げる必要があります。また、リスニング教材も センテンス単位のものに変え、音声をフレーズやセンテンスごとに区切って一時停止し、聞いた文章を復唱(リピーティング)する。
- 単語を1語、1語に分ければ 聞き取れるが チャンク(かたまり)となる 英語が聞き取れない。 ⇒ 聞きとれなかった チャンク部分を 書き出し、音声符号化(目にした単語を、頭の中で音声化する)の演習を通し、各チャンクの正しい発音法を習得する。
- 単語の音が部分的に変化し、綴りから想起する音とは異なる音に変化する "音声変化" の部分が聞き取れない ⇒ 綴りでなく 発音記号を用いて、音が繋がる リンキング、 あるべき音が発音されない 脱音などの 仕組みを理解し、発音できるようにする。


教授法とメソッド



マンツーマン英会話で 柔軟な英語操作力を身に付けよう


一人ひとりのプールをデザインするようなもの


『英語操作力とは頭で考えたことを、英語に反応させて 発話する、一連の能力のこと。 どこに滞りが生じるのか? うまくいかない箇所には、必ず上達のヒントが隠れている。 そこを可動するように整えることで、英語感性に磨きをかけます。 学校の英語試験では、英文法多肢選択問題で誤答選択肢を判定する技量が問われますが、それらのギミックは 英会話の現場では 役に立たない。 知識を蓄えるより、むしろ  🔗 アンラーニング (学習棄却)を取り入れる姿勢の方が 有効であると思います。』


"先生は教え、受講者は教えられる。" という一方的さがないのが マンツーマン英会話。効果が早い時期に期待できるのは、むしろ初心者の方と松山先生は言います。  『初心者の方には、英語という広い海でいきなり泳ぐのではなく、背の立つプールを用意するという感覚が大切です。 だんだんプールを広く、深くしていけばよい。 みなさん、ある時ぽんと浮上してますよ。』


『例えば初心者の方にとって、"映画を字幕なしで見る。" というのは、ビジョン(理想)であって、現実味のあるステップではありません。 "海外旅行で不自由しない英語力" であれば、だれにとっても手の届く目標となるはず。 理にかなう順番で、一歩ずつ進むことが大切です。』



英会話学習での アンラーニングの重要性


今までの常識が非常識になる VUCA(ブーカ)と呼ばれる 時代にある現在。 英会話の学習方略に関しても、今までの常識をもう一度見直し、新しい学習法や 教授メソッドを取り入れる必要があると思います。 小学校で英語教育の強化が図られている一方、「小6の約3割が英語嫌いに (産経新聞 17.05.22)」や、「TOEIC高得点なのに英語が話せない (ダイヤモンドオンライン 24.02.25)」 など、英語学習に対する関心が上がるにつれて、新たな学習課題が 浮かび上がっている。 インプット偏重型の学習を "常識" と考える学習者に対し、「英会話では "暗記量を増やすより、思い出すスピードの方が大切"」など 新たな 学習コンセプトを 英会話講師たちは 伝えるべきであると思います。

VUCA(ブーカ): Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った言葉で、これまでの常識や成功パターンが通用しなくなりつつある 現代の不確実性 を言い表します。

中学・高校の英語の授業では、意味暗記を繰り返し 知識を系統学習の定めた順番に沿ってインプットする。 そして試験では 消去法や 取捨選択により 答え をアウトプットし、エラー発生率の低い人が 立派な成績を上げる という一律のルールで、その知識量を競ってきました。
ただ、試験で高得点をおさめても、海外で英語が通じない、聞き取れないと 感じる人が多い。 試験という 評価基準 (Metrics)に偏りがあるため、試験のガイドラインに従って勉強すればする程、偏りが生じてしまうのが、英語教育の現状ではないでしょうか? 試験の結果や スコア、回答の正誤に 捉われるのでなく、一度 ゼロベースに戻って 初めから 考え直してみよう。 それが私たちの提供する マンツーマン英会話の原点ですし、"アンラーニング" の概念を重要視する姿勢も ここから派生しています。
アンラーニング(unlearning)は 日本語に訳すと "学習棄却"で、古い情報や概念、価値観を一度意識的に忘却し、新しい知識を収集し、新しいアイデアを基に、スキル習得を試みることを 意味します。
私たちの マンツーマン英会話が他の 英会話スクールと異なるのは、「 学校の英語は 顕在意識(遅くて深い思考)を用いるのに対し、実践的な英会話は 潜在意識(早くて浅い思考)を利用する。 英語の情報処理の際 使う回路が違うのだから 指導メソッドも異なるはず。」というコアビリーフに沿って レッスン内容をデザインしている点にあると思います。

この概念は ノーベル賞を受賞した 認知心理学者 ダニエル・カーネマンの著書 "ファスト&スロー" から 大きなヒントを得たものです。

6年以上お世話になった 学校英語 の内容が 間違っているということではありません。 英語と英会話では 使用する 情報処理回路が異なるので、学習法と指導法も異なるのです。 そして この新たな視点を持つことで 新たな学習法のヒントが 視界に入ってくるようになるのです。


初めての子が伸びる


潜在能力を活性化させるキッズ英会話


『5才と、7才の子では、進行が異なりますし、女の子の方が成長の早い、男の子の方が文字に関心が高いなど、個人差・年令差に対し、十分な配慮がなされていない。 そんな子供英会話が、多いように思えます。 例えば 子どもの特性も 成人と同様、視覚優位、言語優位、聴覚優位に分類できると思います。 言語優位の子どもは 英語の聞き取りで混乱することもありますが、授業に音韻符号化や ディクテーションなど、音とアルファベットを結びつけた 演習を行うと 大人でさえ驚くほどの才能を発揮することもあります。』
『また 英単語を何個知っているかという 認知能力よりも、想像力に対する開放性や、自制心など 心の安定性など 数値化できない 非認知能力の成長も評価する "心のゆとり" が 私たち大人にも必要なのだと思います。』
子供たちが大好きな松山先生。 それでも、昨今の子供英会話ブームには、疑問を抱いている様子です。 『"遊びながら、自然に、楽しく。" という子供英語教室もありますが、そこに大人たちの甘さが、見え隠れする気がします。 子どもは 集中する行為に多大なエネルギを消費するため、子どもにとって 長時間集中することは易しいことではありません。 そのため 講師は 集中に必要な認知資源を 長持ちさせるために、集中と拡散を繰り返す必要があるのですが、一般的な子ども向け英語教室では、この点を重要視せず、"拡散 = お遊び" ばかりを繰り返すため、学習効果が薄いのだと思います。』
『子供たちが英語を学ぶには、まず集中力を発揮する術を知ることが大切です。 脱線しそうな時は、こちらに手を引っ張る意気込み。 それがあれば、どんな子供も必ずついてきてくれます。そして、ご父兄さまと連携し、実を結ぶ環境を作ることも必要です。』


マンツーマン 英会話 - 主役は英語でなく、人と人


マンツーマン英会話 - 向き合うエネルギーから 発想が生まれる


英会話先生は、担当制が基本。 担当制を採らない英会話スクールもあるようですが、それはマス・カスタマイゼーションの域を超えない マニュアル然としたものでしょう。

『人と人が 1.2m隔て、1時間向き合う マンツーマン英会話。 喜び、不安、焦り、どんな感情も伝わってしまう距離での真剣勝負です。 非科学的ですが、よいレッスンには必ず、 "あうんの呼吸" が流れています。』 先生がパーソナル・トレーナーとして、いろいろな手段を講じて、その人に一番ふさわしい道のりを一緒に歩んでいく。 それがマンツーマン 英会話。 そこからしか生まれない、密度、細やかさで英語力を活性します。


1.2m の距離感は パーソナル・ディスタンスと呼ばれ、友人や親しい人の間で取られる間隔でもあります。 主に言語でのコミュニケーションを前提とし、相手の表情が読み取れる距離であるため、教室という空間でよりも、言語での細かなニュアンスがより伝わりやすくなります。


英会話講師募集・求人



マンツーマン受講者の声


国際社会の最前線に立とうとする人から、無味乾燥なオンライン英会話に見切りをつけた人、そして 子供の成長を英会話学習を通し 講師と分かち合う ご父兄さままで。 自分にジャストフィットする マンツーマン英会話を 見つけた人たちの 声を集めました。


英会話を話せるようになった人たちの声


『英会話を習い始めて 気づいたこと。 それは 英会話は文法が難しいのではなく、日本語と英語の感覚が違いすぎて、変換しにくいということ。 日本語の意味内容(概念)が強く記憶されていて、英単語の語根や語源とずれが生じているのです。 変換しなくてよい方法はあるの? 先生はそのヒントを知っているはず。 余計に知りたくなる。』 - 渋谷 真由美 様 (目黒区 祐天寺)🔗 ラスベガスで活かす - トラベル英会話


『ビジネス・パーソンとしての目線を軸に、自分の英語を再編成しています。 相手の気持ちに配慮してフレーズを選ぶこと。 そして、クロージングには 意識的に強い意味を持つ動詞を用い、コミットメントの意志を表示します。』- 黒木 千絵様 (世田谷区 成城) 🔗 海外出張の準備 - ビジネス英会話


『自宅で リロ & スティッチ のDVD を 家族3人で観ていたら、この島に行きたいと、長男が言いだして。 調べてみると、"庭園の島"と呼ばれる カウアイ島には 他ではみられない豊かな自然が残っている。 そして 雨の少ないところに 由緒あるゴルフコースがあるらしいんですよ。 次の家族旅行は この島がいいねと 妻と話しをしているところです』 - 野澤 祐二様 (千代田区 麹町) 🔗 ファミリーで始める英会話


ボキャブラリー・ビルドアップのヒント


"先生は難しい単語を使わずに、長時間英語で話しをすることができるのは何故?" その質問のヒントは、講師たちが持ち寄ったフレーズを集めた 🔗 英会話例文集 にあります。 ぜひ 見てみてください。


英会話例文集