「絵美はいつもその日のことだけで、頭がいっぱいな子だから、過去形が苦手なんでしょうね。 それでも覚えた単語は、全部発音記号通りに言えるんです。 音の最小限の単位である 音素の発音を正確に発音し、音節で区切りながら 単語を発音しているので、カタカナによる母語干渉を ほとんど受けていないようです。」
これに対し 担当の先生は 「小学校 中学年で、英文法、特に 形態素の付加や 動詞の不規則変化を含む形態論に関わる学習領域を 知識として理解することは 難しい。 教育学の世界には、児童の身体的成熟の水準と、学習との関係を示す "レディネス" という言葉があります。 英文法に関して、学習に必要な準備が整う思考的状態になるのは ティーンになってからです。 英会話学習では、その年令でもっとも 学習成果の上がる 領域、絵美ちゃんの場合は、英語の音声と韻律から習得してくのが、得策であると思います。」と説明します。
英語教育に力を注ぐ、私立の小学校に通う絵美ちゃん。 同級生の半分以上が、英語教室に通っているそうです。 学校の英語の復習を取り入れられる点も、個人レッスンのメリット。 「国語より、英語の方が好き」 な絵美ちゃんは、ご自宅で順調に英語を吸収中です。
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