Voice: 海外にビジネス・チャンスが>> - 野澤祐二さま　（東京都 千代田区） -

英語のリスニング学習で　オーディオ教材に収録された ナレーションは聞き取れても、英語母語話者同士の会話はほとんど聞き取れない と言う、学習者の方は多いようです。 　アメリカ人がカジュアルな場面で話す英語は、スピードが速く、単語単位でなく、音節という音の区切りのチャンク（塊）を基準に 話すため、何度聞いても 単語が綴り通りに 聞こえないのです。　野澤さんも 英語母語話者が 勤務時間以外に話す、インフォーマルな英語が聞き取れず、異文化交流を存分に楽しむことが出来なかったと言います。　そして、自分が発音を向上させ、脳が英語の音を正しく認識するようになり、リスニングの際の 音の識別力が 上がるという、先生のアドバイスを聞いて、音声やりとり全体の課題の 解決に乗り出しました。

□ リスニング上の課題を特定する □

『海外から来た 顧客と 商談を行う際の 英会話では、意志の疎通が成立しやすいと思います。　外国人であっても、同業界に長年いるため、業界の常識や 市場トレンドを共有しているので、文の内容の推測を行う スキーマ処理 が、活発に作動します。　そのため 多少の文法ミスや、つたない英語表現が続いたにしても、専門用語や、数字を羅列すれば 要点は伝わる、ハイコンテクストな 会話環境であるため、相手は こちらの言い分を 推測し、正しい解釈に訂正して 理解してくれるのです。 また 対話者も 言葉のやり取り上での 誤解 や勘違い が起きないよう、表現を単純化するなどの 配慮を施し、フォーマルな口調で 話しを進めるので、英語発音も 明瞭で 聞き取りやすいのだと 思います。』

『一方 商談の後の 会食や、相手の自由時間を利用した 都内観光の案内役など、仕事に関連する話題を意図的に回避する場面での、英会話の意思疎通に苦労しています。 カジュアルな発音を聞き取るのが難しいのは、個々の単語の音素認識の問題なのか？　音声の処理能力の不足なのか？ その原因を特定して、聴解力を向上する ことが目標です。』 と語る 野澤さん。

担当の講師は 『まず初めに 英語のリスニングが苦手な人の 発音は、英語母語話者にも 聞き取りが難しい ということを前提として理解しましょう。　野澤さんの 発話する英語は、日本語音声の特性である、子音と母音をセットで１拍と捉える モーラ拍リズムの影響が大きく、英語のリズム（韻律）が身についていないのです。　そのため、長い音節と 短い音節の組み合わせである 英語の強勢拍リズムに乗って、リスニング理解をすることが難しい 状態にあります。　特に 弱音節上の "弱母音" の 正しい 音素が、長期記憶に 貯蔵されていないため 聞き取れない。　そして 聞いた単語が何かを 完全には理解していないため、その 意味を 推測する部分が多い。　そのため、返答の際、何を話すかを考える 概念化の段階で混乱が生じ、アウトプットの処理過程全体が、不安定化しているようです。』 と説明しました。

『英語を正確に発音する能力は、正確に聞き取る能力と比例するという、言語学上の モーターセオリーの仮説 に沿って、発音を最適化することにより、リスニングの問題を 解決してみましょう。』と 提案し、演習へと移行しました。

野澤さんの アウトプット・プラクティスでは 下記３点を基本ルールとして 発話演習を重ね、発音の改善に取り組みました。

(1) 重要単語の 強勢アクセント を意識する： 英語のアクセントは音の強弱（強勢）、日本語のアクセントは音の高低（ピッチ）を使うことを確認し、英語センテンスにある 重要単語の音節を長く、はっきり、高いピッチで発話していることを確認し 韻律の理解を深めます。

(2) 強勢のない音節に現れる 弱母音が発生する意味を理解する： カタカナ英語とは 弱母音を 低舌母音と置き換え 弱音節を 強く・長く発音する 日本人の生得的な韻律傾向が反映された 英語発音を指します。　短く軽く発音する弱母音の発音法をマスターし 文全体のリズムが整え 英語母語話者が 認識しやすい 発音法を体得します。

(3) 隣り合う２つの音の内、前方の音が消える 脱落（リダクション）など 音声変化のため、聞き逃しの多い　音節を暗唱により体得する： 綴り上 存在する音が消えたり、異なる音に変わる音声変化は、自分が想像している 音と大きく異なるため、音を頼りに語を同定できないため、聞き取りの苦手な人は 誤聴しがちです。

『英語のリスニングの弱点は、認知的処理速度の問題だと考えていましたが、単体の単語としては発音を 知っていても、 ２つの音が結合し 別の音に変わる連結音などの仕組みの知識を欠いていたため、聞き漏れが多かったのですね。』と語る 野澤さん - 英語リスニング力に 改善の兆しが 見え始めたのは、約１か月後のことでした。

Voice: - ご自宅で始めるキッズ英会話>> - 絵美ちゃんのお母さま　（東京都 世田谷区） -

子供たちの 英会話 個人レッスンを拝見していると、正解を追求し 諦めない 辛抱強さや、間違ってもすぐ気を取り直し 前回より質の高い発話を目指す集中力など、数値化して評価することの出来ない 非認知能力が 英語運用能力の開花の きっかけを作っていることに 気づきます。　社会情動的スキルとも言われるこの能力は、まわりの人と円滑にコミュニケーションを取る能力の源泉となり、行動力や 好きなものに夢中になる力に発展し、昇華していきます。　そして 英会話 個人レッスンを、先生と生徒の 協働作業であると認識し、適切な自己評価を出しながら、"自分には この課題を達成できる。" という自己効力感が 高まった時、英語習得のスピードは加速します。

幼少の頃から 鍵盤楽器に慣れ親しんでいる 絵美ちゃんの場合、楽譜を用いずに弾く 暗譜作業の経験から得た 集中力と、音楽能力を下支えする 鋭敏なリズム感や拍子感を 英会話学習に転用しているように 見受けられます。　担当の講師は 『絵美ちゃんは 英語の音を 音声と韻律の両面から 聞き取る 能力に恵まれています。 特に 日本人の場合、韻律的側面を主体とした 英語音声の学習が望まれていますが、言葉のリズムは生理的な要素であるため、個人差が大きく 順序立てて教えることが難しい。　また、音韻論の 規則は 言語化し伝えることが 困難なため、指導が 後回しになりやすい 領域です。　しかし 絵美ちゃんの場合、音素の音色だけでなく 持続時間まで記憶しているため、ある音節は長く 他は短い 英語特有の音声拍リズムの法則を内在化して、リズムから外ないことを最優先に 英語を話しているのです。』

『言語と音楽の相関性に関しては 複数の大学で 研究が進行中ですが、英語の強弱交替のリズムは、音楽の韻律が必ず一定時間ごとに強拍を繰り返す等時性を持つと言う点と 類似しているように思えます。　また 絵美ちゃんは 音楽の旋律を音声、リズムを韻律として 知覚しているようです。　強勢は シンコペーション（syncopation)、連結音は スラー（Slur) のように 音楽用語と 紐づけして覚えているのでしょう。　この リズム感を 授業で応用すると、前置詞や 代名詞などの機能語の 音が 弱く 速く発音される "弱化" を デフォルトの発音として 受け入れている。　そして 母音に挟まれた T が 弱い有声子音に変わる フラッピングなど、一般的には 小学生では習得が難しい 音声変化まで 巧妙に発話で再現しています。』と評価します。

子供たちが予想外の場面で、潜在的な能力を 発揮する キッズ英会話 個人レッスン - 早期外国語教育に 熱心なご家庭の 期待に応える内容です。

Voice: - 留学の夢があるから 英検も頑張れる>> - 村山 里奈 様 （中学１年生）　（東京都 文京区） -

『海外留学生向けの 英語チャットに参加し、世界中の学生たちと 情報を交換しています。 チャットでは、口語調の短文を書き込むことが 多いですが、真剣な内容の 書き込みでは、段落ごとの内容を意識する パラグラフ・ライティングの技法を 用いると、複雑な意味内容も 読み手に伝わる上、英作文力の向上にもつながります。　また 冠詞などを省略する、話し言葉特有の文法形態は、語彙主導型なので、ユニークな英語表現をたくさん発見できる。　その中から 実用的なイデオム（慣用句）や、英語らしい 他動詞を用いた感情表現 などをノートに書き写し、暗記すると 語彙増強にも役立ちます。　英語チャットは、雑談的な英会話や、自由度の高い英会話で役立つ、英単語が満載の貴重な情報源です。』と語る 里奈さんは 中学校の英語と、アメリカの英語の間に 境界線を引かず、役立つ英語情報は 全て 知識として 吸収する 知的好奇心 旺盛な女の子です。

英会話 個人レッスンの日には アメリカのヒットチャート・ポップスの 歌詞カードから 音楽上で 歌詞が聞き取れない箇所の発音法や、ティーン向けの恋愛スラングの意味など 質問をたくさん用意して 先生の来訪を待ち望みます。　『英語の歌は、日本語の歌とは異なり、歌詞の文章を そのまま、メロディーに割り付けるのが難しい。　そのため、単語単位で区切るのでなく、音節区切りの習慣をつけないと、メロディが崩れてしまうという点で、発音演習の応用教材として、英語の歌は 最適です。　英単語の発音は センテンスに組み込まれると、音声変化により 発音記号通りの音でなくなる場合があります。　特に、英語の歌を聞いていると、強勢、リズム、抑揚など、韻律的特徴を学習できるので、音声変化を自然に受け入れる 練習になります。』 と里奈さんは 言います。

担当の先生は 『小学校の時から 英会話を 個人レッスンで始めた里奈さんは、当初 聴覚優位の認知特性を活かした 英語力を目指し、授業を進行していました。　応答反応が敏捷で、即応性があるので、ロールプレイ型の会話でも、イントネーションや発話速度など、言語以外のパラ言語要素も忠実に再現し、聞き手に伝えようとする姿勢まで 見られたことが 印象的でした。　また 聞いた音声の内容を、聞いた通りに発音する力は、韻律的側面でも 顕著に表れていました。　特に弱音節の音処理が緻密で、単語尾の 子音と 次に続く母音の音が連結する リエゾンの音や、前後の子音が影響し合い 異なる音に変化する 同化など、小学生には 難しい音声変化も 正確に発音していました。　また、中学校 進学の直前から 新学習指導要領 英語４技能５領域を意識し、「聞く」「話す（やり取り／発表）」「読む」「書く」に 対応する 授業内容にシフトし、論理的思考を伴う 文法の説明も 加えました。　現在の里奈さんは 英語の中でも、総合力が問われる "話す - 発表" が一番得意だとと言い、バランス感のある英語力に 成長しています。』と評価します。

『３年後の 夏休み カナダでの 短期語学留学に 参加する予定です。　その時のため、出来るだけ多く 英語の知識を蓄えたいのです。』と語る 里奈さん - 現在 英語スピーチ・コンテストへの参加を検討中です。

Q. 60才の英会話 初心者 夫婦です。　海外旅行が好きで１年に３回は ヨーロッパに観光で訪れます。　年令を考えますと、今から 学ぶのは 遅すぎますでしょうか？　受講場所は小岩駅から徒歩３分の会社で フラワーロードの裏手になります。

A. まず、年令と 英会話学習開始には関係があり、上達まで 時間がかかる、文法を繰り返し学ぶなど 苦労もあります。　ただ、趣味が海外旅行であれば、モチベーションを保ちやすいので 楽しく学べると思います。　小さな目標を 少しずつ制覇つもりで、英会話を開始してはいかがでしょうか？　小岩で ご夫婦のプライベート英会話を 多く担当している講師が在籍します。